冬・外の寒さ対策はアロマテラピーが効果的!ジンジャーの凄い効能とブレンドを紹介!


毎年、冬の外出時の寒さ対策、どうしていますか?

部屋の中にいる時は、暖房器具を付けたり、厚着をしたり、温かい飲み物を飲んだりするなど、何かと体を温める方法はあるのですが、肝心の外での寒さを凌ぐ方法となると意外と少ないですよね。特に寒がりや冷え性の人には、冬の外での寒さ対策は必須なのではないでしょうか。

そんな冬の外出時の寒さ対策をアロマテラピーでできるのをご存知でしょうか?

特に日本でおなじみのショウガから抽出されるジンジャーの精油が、冬の寒さ対策に大変効果的なんです。

ここでは冬の外での寒さ対策として効果的なアロマテラピーの活用方法を、ジンジャーの効能やブレンドと共に紹介していきたいと思います。

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冬の外の寒さ対策にはアロマテラピーが効果的!

まずは、’冬の外出時の寒さ対策になぜアロマテラピーが効果的なのか?’を説明したいと思います。

冬の外の寒さ対策にアロマテラピーがおすすめの理由

アロマテラピーとは、植物から抽出した精油の香りを嗅いだり、精油の成分を呼吸や皮膚から体内に取り込むことで、脳や全身に働きかけ心や体を調える芳香療法です。

特に冬の寒さ対策にアロマテラピーが効果的な理由に

  • 体の体温調節機能を調える
    • アロマテラピーは体温調節に関わる自律神経を調える働きがあり、冬の寒さに抵抗できる体内環境をサポートする。
  • 加温作用
    • 心臓ポンプ作用を強化し、血管を収縮することで血流を高め、体を温める作用をもつ精油がある。
  • 香りのもつ心理作用
    • 心理的に温め効果がある香りの精油がある。また心地良い香りは寒さへのストレスを和らげる。

ことが挙げられます。

特に精油のもつ作用というのはそこに含まれる成分の効果・効能として科学的にも認められているものですので、体を温める作用をもつ精油を使用することは寒さ対策に直接的な効果が期待できます。

またアロマテラピーは’香り’を使う自然療法であるので、単なる寒さ対策ではなく、香りを楽しみながら取り入れられるのも素晴らしい点ではないでしょうか。

冬の外の寒さ対策のためのアロマテラピー活用方法

ここでは、冬の外の寒さ対策にアロマテラピーを効果的に取り入れる方法を紹介します。

そのポイントになるのは、やはりアロマテラピーで’血行を良くして体を温める’ことです。

そのおすすめの方法は次の3つです。*使用する精油はこの記事の後半で紹介するブレンドを参考にして下さい。

①入浴(アロマバス)

体を温めるアロマテラピーの活用方法として代表的なものが「アロマバス」です。

ぬるめの湯(38〜40度)を張ったバスタブに精油を5滴垂らし、しっかりかき混ぜた後、ゆっくり長時間の入浴で体を芯から温めて血行を良くします。

時間がない時や入浴ができない時などは、手軽にできる手浴や足浴もおすすめです。

洗面器にやや熱めのお湯(約42度)に精油を2滴ほど垂らしかき混ぜた後、手浴なら手首まで、足浴なら足首まで5〜10分程、浸ります。

寝る前や外出する前に行うことで体全体がポカポカ温まります。

*アロマテラピーの入浴、手浴や足浴に関して詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです→【おすすめ記事】リラックス効果絶大!アロマテラピーをお風呂で楽しむための精油の使い方・効能別レシピも紹介

②アロママッサージ

特に手足の抹消の血流を良くするようなアロママッサージがおすすめです。

マッサージオイルに使用する精油はもちろん、キャリアオイル(植物油)も血液循環を良くするものを選ぶと効果がさらに高まります。

体を温めるアロママッサージの手順として

  1. キャリアオイルはホホバオイル25mlにカレンデュラオイルかウィートジャームオイル5mlを混ぜたものに精油を6滴加えて、マッサージオイルを作製する。
  2. 手の平にマッサージオイルを取り、少し温める。
  3. 手や足の指を中心に、やや力を入れてゆっくりと揉みほぐすように指を一本ずつアロママッサージを行う。
  4. 次に手の平や足の裏をしっかりほぐしていく。
  5. 手首から肘に向かって、足首から膝に向かって表面と裏面をやや強めに擦りながらマッサージする。

を、寝る前や外出前に行うと良いでしょう。

*アロママッサージオイルやキャリアオイルに関して詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

③アロマ軟膏

外出前の寒さ対策におすすめのアロマテラピーが、ミツロウと植物油をベースに使う軟膏です。

この100%天然素材の軟膏は粘性が高いため、肌の乾燥を保湿してくれる上に、塗布した所に長く留まるため、ここに体を温める精油を入れることで、冬の寒い外出先でも体をポカポカに保つことができます。

アロマ軟膏の作り方は、

  1. ミツロウ5gをビーカーに入れ、湯煎で溶かす
  2. 1にホホバオイル25mlを加え、よくかき混ぜた後、少し冷やす
  3. 2に精油を6滴垂らし、混ぜ合わせる
  4. 軟膏瓶などの保存用容器に流し入れる。完全に冷めてから蓋をする

になります。

作ったアロマ軟膏を両手の平で温めながら伸ばしたら、手の甲や手の指に擦り込むように塗布します。そして、足の裏、足の甲、足の指も同様に軟膏をしっかりと擦り込むように塗ります。

暫くしてベトつきがなくなったら、手袋をはめて、靴下を履いて、外出の準備が完了です。もちろん、軟膏は持ち歩いて外出先でも使用できます。ハンドクリームにもなって一石二鳥です。

手足が冷えて眠れない時のおやすみ前にもおすすですよ。

さて、ここまで’アロマテラピーが冬の外の寒さ対策にとても効果的である’ということを説明してきましたが、これらの条件を十分に満たす、特におすすめの精油が「ジンジャー」です。

冬の寒さを凌ぐジンジャーの凄い効能とブレンドを紹介

まずは、冬の外の寒さ対策に効果的なジンジャーの精油について紹介します。

ジンジャーの精油の効果・効能について

東洋医学で古くから用いられてきたジンジャーは、精油の効能も似ています。

スパイシーで鋭く生き生きとしたジンジャーの香りは、心と体を温め元気づけてくれるため、冬の寒い時や、疲れが溜まった時などにもおすすめの精油です。

ジンジャーの精油のプロフィールや効果・効能は下記の通りです。

  • 一般名称:ジンジャー
  • 植物学名:Zingiber officinalis
  • 植物科名:ショウガ科
  • 主な原産地:中国、インド
  • 抽出部位:根茎
  • ノート:ミドル〜ベース
  • 主な成分:ジンギベレン、クルクメン、β−セスキフェランドレン
  • 主な効果・効能
    • 血管を拡張し、心臓を強壮することによる血行促進と体の温め、発汗を促す
    • 胃腸を温めて元気にすることで食欲を高め、消化器系の冷えによって起こる消化不良・便秘・下痢を改善する
    • 血流を促すことで慢性の筋肉や関節の症状を緩和する
    • 免疫力を強化し、病気を予防したり、病気からの回復を早める
    • 節々の痛みや悪寒などの風邪の初期症状に有効
    • 腎臓の機能を強壮する
    • 女性ホルモンの分泌を調えたり、不感症、性欲減退など生殖機能を強壮する
    • 精神活動に関わる心を強壮し、気力を回復させる

ジンジャーは内臓器官を温め、血行を良くすることで、体を内側から温めてくれるんですね。この温める作用(加温作用)は発汗も促すほどパワフルなので、これは確かに冬の外出時の寒さ対策に期待できそうです。

実際、私もジンジャーの精油を入れたアロマオイルでアロママッサージを行った際、オイルを付けた自分の手がポカポカになり汗ばむぐらい体が熱くなることが何度かあったほど、ジンジャーの温め効果の凄さは体験しています。

さらにジンジャーの精油は、免疫力を高めてくれることから、冬の寒い時期に引きやすい風邪の予防や改善の作用もあることも心強いですね。

ジンジャーの精油を使用するにあたっての注意事項

精油には含まれる成分の性質や作用のために、全ての人が使用できるとは限りません。

ジンジャーの精油の使用にあたって、

  • 敏感肌や妊娠初期は控える
  • 乳幼児には用いない

ということをおすすめします。

ご不明な点は、お近くのプロのアロマセラピストにご相談下さい。

冬の寒さ対策のためのジンジャーを使ったブレンド

ジンジャーの精油が体を温める効果が抜群で冬の寒さ対策に有効であることはお分かり頂けたと思うのですが、唯一、気を付けたいのが「香り」ではないかと思うのです。

ジンジャーの精油の香りは、個性的なスパイシー系の強く濃い香りです。この香りが好きな人は良いのですが、苦手な人もいると思います。

香りのバランスという点だけでなく、アロマテラピーでは通常、精油を2種類以上ブレンドして互いの作用を高め合う相乗効果をつくるように使用します。

ここでは、ジンジャーの香りと調和し、作用を高める他の精油とのブレンドを紹介しますので、前述した「冬の外の寒さ対策のためのアロマテラピー活用方法」で紹介した方法に取り入れてみて下さい。

<ジンジャーを使った冬の寒さ対策ブレンド例>*精油を全6滴(0,3ml)使用する際の割合

  • ジンジャー(1滴)、ラベンダー(2滴)、スイートオレンジ(3滴)
  • ジンジャー(1滴)、ローズマリー(1滴)、スイートオレンジ(2滴)、ラベンダー(2滴)
  • ジンジャー(1滴)、マジョラム(2滴)、ジュニパーベリー(1滴)、ラベンダー(2滴)
  • ジンジャー(1滴)、シナモン(1滴)、スイートオレンジ(2滴)、ラベンダー(2滴)

他の精油とブレンドする際に、香りの強いジンジャーは割合(滴数)を少なめにし、ラベンダーと組み合わせると香りのバランスが良くなります。

またスイートオレンジなど柑橘系の爽やかな香りの精油と組み合わせることで、重く濃いジンジャーの香りを軽やかにしてくれるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

ここまで、冬の外での寒さ対策として効果的なアロマテラピーを取り入れる方法を、ジンジャーの凄い効能とブレンドと共に紹介してきました。

最後にまとめたいと思います。

  • 冬の外出時の寒さ対策になぜアロマテラピーが効果
  • 冬の外の寒さ対策には、アロマバス、アロママッサージ、軟膏が有効なアロマテラピーの活用方法である
  • 冬の外の寒さ対策には、体の内側から温める効果が抜群のジンジャーの精油がおすすめ
  • ジンジャーを使った精油のブレンドは、香りのバランスと共に体を温める作用のある精油をブレンドすることで相乗効果が得られる

冬の外の寒さに、表面的に一時的な温めではなく、体の芯から温めて、香りも楽しみながら心も体も元気になれる作用が期待できるのはアロマテラピーならではの良さでしょうね。

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