やる気が出るアロマテラピーのブレンドでやる気が出ない秋を乗り切る!


世間では食欲の秋、スポーツの秋、勉強の秋など言われるように、少し動けば汗ばむ夏の暑さから開放され、空気も軽やかで爽やかな気候になる秋は、心も体も活動的になれる季節と言われます。

ところが、「秋なのに何もやる気が出ない」という状態になっていたりしませんか?

実は意外にも’秋はやる気が出ない’という人が結構、多いようです。できることなら誰だって、いろんなことに活動的になれるはずの快適な季節である秋を有意義に過ごしたいですよね。

そのための有効な方法にアロマテラピーがあるのをご存知でしょうか?

ここでは、やる気が出ない秋にやる気が出る効果抜群のアロマテラピーのブレンド&方法を紹介していきたいと思います。

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なぜ秋はやる気が出ないのか?

活動的になれる快適な気候の秋にやる気が出ない理由として、

  • 夏場のエアコンなどによって体温調節機能が低下し、自律神経が乱れている
  • 天気や気温が変化しやすい秋は心身共にストレスを感じやすい
  • 日照時間が短くなり、気温が下がることにより心理的に落ち込みやすくなる

があると言われています。

またこれらが、疲労感、食欲不振または過剰、憂鬱感、思考力や集中力の低下などといった症状として現れると、「季節性情動障害」または「季節性うつ」と呼ばれるのだそうです。

まさか、’秋にやる気が出ない’という状態が’うつ’にもなりかねないとは驚きですね。

しかも、この秋の季節性うつは今や日本でも5人に1人がなるというデータがあるほど割と多くの人が抱えている症状であるそうで、’秋にやる気が出ない’という状態は決して珍しいことではないということが分かります。

アロマテラピーで秋にやる気が出るようになる!

夏から秋にかけてのこの季節の変わり目をきっかけに起こりやすい「やる気が出ない」という状態は、季節性うつだとしても一時的でかつ比較的軽度な症状であることから、できるだけ薬を使わず、簡単にやる気が出る方法があると嬉しいですよね。

そのおすすめの方法にアロマテラピーがあります。

アロマテラピーは、薬用植物や果実などから抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)の「アロマ(芳香)」を使って、健康や美容を促進する自然の「テラピー(療法)」です。

では、どのようにアロマテラピーは私達のやる気が出るのを助けてくれるのでしょうか。

アロマテラピーが’やる気が出る’ための有効な方法である理由

ここで「アロマテラピーがやる気が出るための有効な方法である」3つの理由を解説していきたいと思います。

理由①アロマテラピーは自律神経を調える

秋にやる気が出ない理由のひとつに’自律神経の乱れ’があることを前述しましたが、アロマテラピーはこの自律神経を調えるのに大変優れていることが、科学的にも証明されています。

アロマテラピーで利用する、揮発性物質である精油は、呼吸を通じてその芳香成分を鼻から吸入して、鼻の奥の嗅粘膜内の神経を介して電気シグナルで脳に伝わる際に、自律神経を調える部分に働きかけることが分かっています。

自律神経は拮抗して作用する2つの神経(交感神経と副交感神経)からなり、気候の変化などの外環境の変化に合わせて自動的に内蔵器官の機能を調整する神経です。

アロマテラピーによって体温調節や消化機能を調えることで、秋のやる気が出ない原因にもあった体温調節機能の低下や食欲の乱れを回復させることが可能です。

理由②アロマテラピーは心身のストレスを和らげる

アロマテラピーは全身に働きかけ、原因であるストレスを排除し、心身をリラックスさせることが分かっています。

精油を吸入すると、鼻から脳下垂体へと伝わり、脳内で生理活性物質が分泌されて、自律神経系だけでなく、内分泌系や免疫系の働きを調整します。

このことは私達が本来もっている自然治癒力を高めることにもつながり、秋のやる気が出ない原因のひとつである’気温や天気の変化による心身ストレス’を軽減することにもなります。

つまり、精油の香りはストレスを緩和することができるのです。

さらに、精油の香りは脳の記憶中枢にも働きかけ、その香りに対する私達の印象やイメージ(過去の個人的な記憶とも結びついたものも含め)を利用して、心理的ストレスを解消することができます。

例えば、深みのある落ち着いた精油の香りを用いることで、気持ちを落ち着かせることができたりします。

理由③精油には’やる気が出る’心理作用をもつものがある

精油を吸入することでその成分が電気シグナルとなって脳内に伝わると、そこで分泌される数種類の生理活性物質が特定の心理作用を引き起こすことが分かっています。

その中でも、ノルアドレナリンという生理活性物質が刺激作用(リフレッシュ効果)をもち、これが私達が’やる気が出る’ように働きかける心理作用があることが認められています。

ですので、アロマテラピーで用いる精油の香りは、生理活性物質の分泌という脳内の化学反応を通じて私達の気分や感情に影響するということが分かります。

ただし、やる気が出るように働くノルアドレナリンを脳内で分泌させるのは特定の成分をもつ精油であり、それがまたその精油の効果・効能にもなっているのです。

つまり精油の種類によって、このノルアドレナリン以外にも様々な心理作用を起こす脳内の生理活性物質の分泌が促されるのです。それについて別の記事でも取り上げていますので是非、参考にしてみて下さい。【おすすめ関連記事】【アロマテラピー】エッセンシャルオイル(精油)の香りは嗅ぐだけでも効果が凄い!その2つの秘密とは?

ではこれから、このノルアドレナリンを分泌させて、やる気を出す精油のブレンドを使ったアロマテラピーの活用方法について紹介していきたいと思います。

秋の「やる気が出る」アロマテラピーのブレンド&方法

秋にやる気が出るアロマテラピーのブレンド&活用方法を行うにあたって、まずは’やる気が出る’ノルアドレナリンの分泌を促す精油を紹介したいと思います。

やる気が出る精油(エッセンシャルオイル)について

’やる気が出る’精油というのは、心理的刺激作用、神経刺激作用、リフレッシュ作用、頭脳明晰作用、元気回復、活力・集中力を高めるといった作用をもつもののことを言います。

これらの作用をもつ’やる気が出る’代表的な精油に、

  • ローズマリー
  • ペパーミント
  • レモングラス
  • ジュニパーベリー
  • レモン
  • ユーカリ
  • バジル

があります。

これらの精油は、鼻を突き抜けるようなスッキリした刺激のある香りのものばかりですので、香りを嗅ぐだけで’やる気が出る’作用を実感することができるでしょう。

ただし、これらの精油には神経や皮膚・粘膜への刺激が強いものも多く、使用する際に注意が必要です。

次の場合は使用を控えるか、お近くのプロのアロマセラピストにご相談されることをお勧めします。(使用できないまたは注意が必要なケース)乳幼児、高血圧、癲癇、妊娠時、敏感肌

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やる気が出る精油のブレンド&アロマテラピー実践方法

では実際に’やる気が出る’精油を使ったブレンドをどんな風に使っていったらよいのか、アロマテラピーの実践方法をご紹介します。

①入浴(アロマバス)

やる気が出ない状態には、心と身体に程よい刺激を与え、リフレッシュする方法に入浴を活用したアロマテラピーがおすすめです。

特に、無気力・無関心、疲労感や体の重さも感じる場合は、少し熱めのお湯(40〜42度)に、ローズマリー2滴、レモン3滴を垂らしよくかき混ぜたら、短い時間で全身浴をします。

頭がすっきりリフレッシュでき体の疲れも取れるので、心も体も活動的になり、やる気が出るのを後押ししてくれるでしょう。

アロマバスの効果についての詳しい解説はこちらの記事がおすすめです。→(おすすめの関連記事)リラックス効果絶大!アロマテラピーをお風呂で楽しむための精油のおすすめの使い方を紹介

②芳香浴

部屋にいる時に、オイルウォーマーや芳香器を使って精油の香りを断続的に拡散させ、やる気が出る芳香空間を作るアロマテラピーの方法です。

オイルウォーマーか芳香器に精油をペパーミント2滴+レモン3滴、またはローズマリー2滴+ユーカリ2滴+レモン1滴を垂らして、芳香します。

勉強や仕事など集中して取り組みたいことがある時はもちろん、朝起きた時に芳香することで、爽快感をもってその日をやる気をもって過ごそうという前向きな気持ちを後押ししてくれるでしょう。

③吸入

素早く頭をスッキリさせやる気が出るようにする方法です。

マグカップに熱いお湯を8割程入れて、そこにペパーミントかユーカリを2〜3滴垂らしたら、目を閉じマグカップに鼻を近づけ、大きく鼻から息を吸います。

精油の揮発性がお湯に垂らすことで更に高まり、精油成分が効率よく脳や体へ働き、強力なリフレッシュ効果が期待できます。

お湯が準備できない場合は、ハンカチやガーゼに精油を垂らして、同様に使用することができます。車の運転中や仕事の最中など、外出先でやる気を出したい時に最適です。

吸入は状況や場所に合わせたやり方で、簡単かつ即効的にアロマテラピーでやる気を出すことができます。

④アロママッサージ&ツボ押し

皮膚への心地良い刺激とストレスを和らげるタッチング効果をもつアロママッサージは、アロマテラピーの最高の活用方法です。

秋のやる気を出すアロママッサージを行う手順として、

  1. ホホバオイル30mlにローズマリー1滴+レモン2滴+ジュニパーベリー1滴を加えよく混ぜてアロママッサージオイルを用意します。
  2. 1のマッサージオイルを両手に付け伸ばし、耳の付け根辺りから肩全体にかけて、血行を促すように上下にもみ、擦りながらマッサージします。

特にストレスが溜まって緊張してコリやすい首と肩を中心にほぐすことを意識すると良いでしょう。

またこのアロママッサージを入浴中や入浴後に行うと、さらに効果的です。

さらに作ったマッサージオイルを手の指の腹に少し付けてなじませた後、額から耳の前にかけて髪の生え際を四指の腹で小さな円を描くようにほぐしながら移動してみたり、こめかみを指の腹で優しく円を描くように圧を加えてつぼ押しをするのも、神経に程よい刺激を与え、やる気を出すのに最適です。

アロママッサージの素晴らしい効果については別の記事で詳しく取り上げていますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。→(おすすめの関連記事)【極上のアロマテラピー】アロママッサージ効果で健康も美容も幸せも手に入れる!良いこと尽くしの3つの秘密

自分で自分の体に触れながらセルフケアをする時間は、自分の心と体の状態をよく知り、自分自身を労る最高のひとときにもなるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

やる気が出ない秋にやる気が出る効果抜群のアロマテラピーのブレンド&方法を紹介してきました。

それでは最後にまとめたいと思います。

  • 秋は、夏場から続く自律神経の乱れ、季節の変わり目による心身のストレスと気分の落ち込みなどにより実はやる気が出ない人は意外に多い
  • アロマテラピーは、自律神経を調え、心身のストレスを緩和し、精油のもつ心理作用により、秋にやる気が出る有効な方法である
  • アロマテラピーでやる気の出ない秋にアプローチするのに、やる気が出る脳内の生理活性物質(ノルアドレナリン)を分泌する精油を使ったブレンドがおすすめ
  • 秋のやる気が出るアロマテラピーの実践方法には、やる気の出る精油を使ったブレンドで入浴、吸入、芳香浴、アロママッサージ&ツボ押しをするがおすすめ

まずは自分がやる気が出ない状態であることを認めてあげることが大事なように思います。そして、そんな自分を労り、再びやる気と活力のある毎日を送るために、アロマテラピーは香りを楽しみながら、誰でも簡単にやる気が出ることをサポートしてくれる素晴らしい方法であると思います。

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