夏のアロマテラピー!汗の臭い対策と虫除けスプレーのレシピを紹介

アロマテラピーは季節に応じて、私達の健やかな心身を保ったり、快適な生活をサポートする知恵を与えてくれる自然療法です。

今回は’夏’の季節を快適に過ごすためのアロマテラピーについて紹介していきたいと思います。

まず夏と言えば、毎年酷暑が当たり前となりつつある日本の夏ですが、高い湿度も伴い、少し動くだけでも汗でびっしょりになりますよね。

汗が出るのを止めることはできませんが、アロマテラピーで気になる汗の臭いと不快感を抑えることができるのをご存知でしょうか?

さらに夏と言えば、蚊による虫刺されに悩まされることも多いのではないでしょうか?

特に、海や山などアウトドアのレジャーを楽しむ機会も増える季節ですので、虫除け対策は必須になるかと思いますが、市販されている虫除けスプレーを使用する場合、’成分は体に優しいものか?’、’子供やペットにも使用が可能か?’といった安全性が気になりますよね。

そんな時、肌に優しい天然成分のみで作ったアロマテラピーの虫除けスプレーは、小さなお子さんやペットにも安心して使うことができます

さらにもう少し贅沢を言えば、単に効果があるだけでなく、使っていて楽しめるもの、モチベーションが上がるものであれば、夏バテ、汗の臭い、虫さされなどの不快感からくるストレスを解放でき、夏を快適に乗り切ることができるでしょう。

実はそこにも素晴らしい効果を発揮するのがアロマテラピーなのです。

アロマテラピーが夏の気になる汗の臭い対策や虫除けスプレーについてどのように有効なのかを解説しながら、すぐに使えるおすすめレシピと方法も紹介していきたいと思います。

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アロマテラピーは夏の季節を快適に過ごすためになぜ有効なのか?

アロマテラピーがなぜ夏の季節を快適に過ごせる方法となりうるのかについて説明していきたいと思います。

アロマテラピーは体の体温調節機能を調える

本来、私達の体は体の内外の環境の変化に対して体内の状態を一定に保とうとすホメオスタシス(恒常性)の機能が働くようにできています。

そのひとつに’体温調節’があり、私達の体は気温の変化に関わらず、常に一定の体温を保っています。

しかしながら、夏の連日の高い気温に体が晒し続けられると、体温調節を行なう脳の中のコントロールセンターである視床下部がバランスを崩し、体内の体温調節に関わる器官に上手く伝達を行えずに放熱が上手く行かず体内に熱がこもるため、内臓器官の機能が低下して、体のだるさや重さを引き起こしたりします。

実はアロマテラピーは、体温調節のコントールセンターである視床下部に正常に機能するようにに働きかけるため、夏の暑さにも負けない体作りに頼もしい助っ人になるのです。

アロマテラピーは暑さや不快感からくるストレスを和らげる

アロマテラピーで使う植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)の芳香成分は、私達のの情緒活動に関わる脳内の大脳辺縁系と呼ばれる場所を刺激し、心地よい香りは気持ちをポジティブにするため、夏の暑さや不快感(汗、体のだるさなど)によるストレスを和らげます

この精油のもつ心理面への作用には、精油の種類によって心を休めせたり、リフレッシュさせたり、幸福感をもたらしたりと、様々な種類があり、自分のコンディションに合わせて精油を選択することで暑い夏をスマートに乗り切れますよ。

汗の臭いや虫除けスプレーに効果的な精油の作用を活用できる

精油の作用を上手く活用することで、夏を快適に過ごすことができます。

例えば、今回のテーマにも関連した汗の臭い対策や虫除けスプレーのためのアロマテラピーを行なう上で有益な精油の作用として、

  • 夏の暑さの体感温度を下げる冷却作用
  • 汗を抑える制汗作用
  • 汗の臭いを抑えるデオドラント作用
  • 汗をかいた肌を清潔に保ったり、蚊に刺された後の消毒作用、殺菌作用
  • 蚊などの虫を寄せ付けない昆虫忌避作用

などがあります。

通常、アロマテラピーでは、香りも考慮しながらより高める相乗効果をもたらすレシピを使って、数種類の精油をブレンドします。

天然の精油の作用に加え、アロマテラピーで扱う基材は天然素材という点も安心ですね。

アロマテラピーで夏対策①汗の臭いを消すレシピ!

それではまず、暑い夏にたくさんかく汗の臭い対策のためのアロマテラピーについて説明します。

汗の臭い対策に効果がある精油

前述したように、汗の臭いの対策に効果的な精油の作用として、制汗作用、デオドラント作用、肌の殺菌・消毒作用があります。

これらの作用をもつ、汗の臭い対策に効果的な精油として、

  • サイプレス
  • レモングラス
  • ユーカリ
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • ライム
  • スイート・オレンジ

があります。

これらの精油に加え、さらに清涼感と冷却作用で体感温度を下げ、体に暑さを感じにくくすることで汗を抑えるのに’ペパーミント’も上手く活用するのも良いと思います。

香りもスッキリと爽やかな精油が多く、重く暑い夏の空気の中でも軽やかにしてくれそうです。

ではこれらの精油を使って実際にどのようにアロマテラピーを活用したら良いか、その方法をレシピも含めて紹介していきたいと思います。

汗の臭い対策のためのアロマテラピーの方法&レシピ

暑い夏は常に汗をかきやすい状態ですが、いつでもシャワーを浴びたり、入浴をして汗を流せるわけではありませんよね。

外出前や出先での汗の臭い予防から自宅でのケアまで、アロマテラピーを使った汗のニオイ対策のためのおすすめの3つの方法とレシピはこちらです。

汗の臭い対策①アロマ・ボディパウダー

無臭のベビーパウダー(コーンスターチ、タルク、カオリンも可)40gに、上記の精油2〜3種類を5〜6滴垂らし(レシピ例:レモングラス2滴、スイート・オレンジ2滴、ペパーミント1滴)、よくかき混ぜます。

外出前に背中、脇、首や胸周りなど汗が気になる体の部分にパウダーをつけます。足裏も汗のベトつきや臭いを抑えるのにおすすめのパーツです。

汗の臭い対策②アロマ・ローションスプレー

①無水エタノール5mlに上記の精油2〜3種類を10滴垂らし(レシピ例:ユーカリ6滴、レモン3滴、ペパーミント1滴)、ガラス棒などでよくかき混ぜます。

②①をスプレーボトル(アルコール類を入れても良いもの。ガラス製が望ましい。)に移し、これに精製水45mlを加えてよく振り混ぜます。

外出前や出先でも脇の下や足下など汗の臭いの気になる部分に吹きかけることで、さわやかな清涼感のある香りで汗の臭いやべとつきを抑えることができます。

汗の臭い対策③アロマ・バス

40〜42度の熱めの湯船に上記の精油2種類を5滴垂らし(レシピ例:サイプレス3滴、グレープフルーツ2滴)、よくかき混ぜた後、短時間の入浴をします。

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高いリラクゼーション効果と共に、皮膚と毛穴の雑菌を消毒・殺菌することで肌を清潔な状態にし、汗のべとつきと汗の臭いを抑えます。

アロマテラピーで夏対策②虫除けスプレーのレシピ!

では次に、夏を快適に過ごすためのアロマテラピーの活用として、天然成分で肌にも安全な虫除けスプレーについて説明していきます。

虫除けに効果がある精油

前述したように、アロマテラピーでの虫除けに効果的な精油の作用として

  • 蚊に刺された後の消毒作用、殺菌作用
  • 蚊などの虫を寄せ付けない昆虫忌避作用

がありましたが、これに加え、蚊の繁殖を防いだり、蚊以外の蜂などの毒をもった虫に刺された場合の解毒作用や空気中の雑菌やウイルスからの感染も防ぐ作用も全てもつ夏のアウトドアに万全な精油を紹介します。

これらの作用をもつ精油として、

  • ユーカリレモン
  • シトロネラ
  • レモングラス
  • ゼラニウム

がありますが、ユーカリレモンは特におすすめです。

香りの好みに合わせて精油をチョイスし、ブレンドすると良いでしょう。

アロマテラピーの虫除けスプレーの作り方

①無水エタノール5mlに上記の精油1種類以上10滴垂らし、ガラス棒などでよくかき混ぜます。

使用する精油10滴のレシピ例として、

  • (レモン用のスッキリした香り)ユーカリレモン5滴、レモングラスかシトロネラ5滴
  • (少し甘みのある香り)ユーカリレモン7滴、ゼラニウム3滴

がおすすめです。

②①をスプレーボトル(アルコール類を入れても良いもの。ガラス製が望ましい。)に移し、これに精製水45mlを加えてよく振り混ぜます。

この虫除けスプレーの使用方法としては、

  • 直接、体に噴霧する(顔への噴霧は控えて下さい)
  • お子さんや肌への刺激が心配な方には服の上から噴霧する(白い服は精油の色がつくことがあるので注意して下さい)
  • 網戸やカーテン、寝具に噴霧する
  • ペットの首輪やベッド周りなどに噴霧する

などがあり、シーンに合わせた使い方ができます。

スプレーだけじゃない!虫除けのための他のアロマテラピーの方法

虫除けスプレーだけでなく、上記の虫除けに効果的な精油2−3滴を、

  • キャンドルに垂らす
  • 湯の入ったマグカップに垂らす
  • ハンカチやティッシュペーパーに垂らす

ことによって、空間に虫除け作用を伴って芳香させることができます。

虫に刺された場合のアロマテラピーのおすすめレシピ

虫除けする前に虫にさされてしまった場合もアロマテラピーで対応することができます。

その場合には、ホホバオイルなどのキャリアオイル10mlでラベンダー2滴、ローマン・カモミール1滴、ペパーミント1滴を薄めて、虫に刺された患部に塗布したり、またはこれをバスタブに5滴垂らして入浴します。

虫に刺された部分が腫れて熱をもっている場合は、氷水を入れた洗面器にラベンダーとペパーミントを各2滴垂らしかき混ぜたところに、タオルを浸して絞ったものを患部に当てるというのを数回繰り返します。

アロマテラピーの使用にあたっての注意点

アロマテラピーは個人の体質や症状などによって合わない場合もあります。

今回紹介しましたアロマテラピーの方法において下記の点に気を付けてご使用下さい。

  • グレープフルーツ、レモン、ライム、スイート・オレンジといった柑橘系の精油を使用した場合は、肌を直射、日光にさらさないようにして下さい。
  • 肌に異常が現れた場合は、直ちに使用を止め、精油が触れた体の部位をシャワーなどで洗い流して下さい。
  • 精油は高品質のグレードのものをお使い下さい。

使用にあたって不明な点がある場合は、お近くのアロマセラピストにご相談下さい。

まとめ

ここまで、アロマテラピーで夏に気になる汗の臭い対策や虫除けスプレーの作り方について、おすすめレシピも紹介しながら説明してきましたが、いかがでしたか?。

最後にまとめてみたいと思います。

  • アロマテラピーは夏の暑さに対して体の体温調節機能を調えたり、汗や体のだるさなどの不快感からのストレスを緩和することができる
  • 夏の汗の臭い対策や虫除けスプレーに効果的な作用をもつ精油をアロマテラピーで活用する
  • 汗の臭い対策には制汗作用、デオドラント作用、肌の殺菌・消毒作用のある精油をも用いて、ボディパウダー、ローションスプレー、入浴のアロマテラピーの方法がある
  • 虫除けスプレーは昆虫忌避作用、肌の消毒・殺菌作用のある精油を用いて、体に噴霧する以外にも用途に合わせた使い方ができる
  • アロマテラピーには虫除けのためのスプレー以外の方法があったり、虫に刺され場合にも有効な対処方法がある

これからの夏の汗の臭い対策と虫除けスプレーにアロマテラピーという選択肢を入れてみませんか?

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