数秘術占いのやり方は?本当の自分を知る4つの数字を導く方法

この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら最近、デジタル時計、車のナンバープレート、携帯電話の番号などある特定の数字ばかりを見たり、ゾロ目の数字を何度も目撃したりして、何だか’数字’がとても気になっているのかもしれません。

過去・現在・未来といった時間的概念をはじめ、長さや重さなど数量や程度を表す共通単位としてや、住所や受付番号など何かや誰かを特定したり、割り当てたりするのに使われたり・・・。

私達は物心がついた時から、実は数字に取り囲まれた世界で生きてるということに気付かされます。もしたった今、この世の中から数字がなくなったら生活が成り立たないぐらい不便になってしまうでしょう。

世界は数字で表すことができる

というピタゴラスの言葉があります。

私達の住まうこの世界どころか、宇宙を含めたありとあらゆるものが数で表現できるような数学的秩序で成り立っているのだそうです。

もちろん、私達人間も例外ではありません。

そしてさらに、私達ひとりひとりにおいて個人特有の性質を表す数があるというのです。

それを探求していこうとするのが「数秘術」です。

数秘術は自分自身を知るための占いのひとつとしても昨今、注目され、とても人気があります。

ここでは数秘術を使って、自分の才能、人生の目的、自分の魂の欲求、他者が見ているあなたといった「自分でも知らなかった自分自身を明らかにする4つの占いのやり方」を紹介していきたいと思います。

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数秘術占いのやり方の基本を知ろう!

数秘術占いで自分を深く知るために、数秘術がどんなものかについて説明をしていきたいと思います。

そもそも数秘術とは?占いとして使われる理由は?

数秘術は文字通り’「数字」を使って真理を解き明かす方法’ということになるのですが、数秘という言葉は英語では「Numero(数字に関する)-logy(理論・学問)」と呼ばれ、「数秘学」という数を研究する学問ともとらえることができます。

森羅万象の真理を紐解く「数秘術」として、古代からピタゴラスをはじめ、ユダヤ教の神秘主義カバラなどで探求してきた「数字」を扱う叡智を、現代人に合う形で発展させてきた「現代数秘学」としてまとめられ、これが、現在占いとしても使われていると言われています。

占いとして数秘術が使われるようになったのは、ピタゴラスら古代の英知をもった人たちが唱えてきた、「人間の中に宇宙を創造したものと本質的には全く同じ法則が働いている」という、人間は小宇宙(ミクロコスモス)であるという考えに基づき、数字で解釈した宇宙の法則を人間にも当てはめようとしたことにあるようです。

そして宇宙のあらゆるものに固有のエネルギーがあるように、人間も魂に由来する個人のもつ固有のエネルギーがあるとし、これがその人の性質や人生などを形成する宿命や運命を知る占いの中に活用されるようになったのでしょう。

数秘術占いおける各数字のもつ意味について

数秘術において、

  • 宇宙は数で表現できるような数学的秩序で成り立っている
  • 数は宇宙の様々な力の働きや性質を表す

ということから、個人の性質を知る占いにおいても、各数字の本質を表す意味について知る必要があります。

数秘術では、1〜9までの数字を全ての数の基本要素であるとみなし、これを「ルートナンバー」と呼んだりします。

ルートナンバーのもつそれぞれの基本的な意味は、

  • 1:はじまり、個としての在ること、新しく生み出す、パイオニア精神、男性原理
  • 2:二極性、受容性、調和、協力、選択、女性原理
  • 3:創造活動を始める、陽気、喜び、楽観主義、クリエイティブな自己表現
  • 4:形づくる、基盤、安定、持久力、現実性、真面目さ
  • 5:変化、移行、自由、冒険、進歩的な考え
  • 6:バランス、美と調和、育てる、奉仕、責任と義務
  • 7:分析、探究心、孤独、未知なるもの、深い知恵で本質を見つめる
  • 8:パワー、権威、組織力、成功、目標達成
  • 9:手放す、委ねる、博愛、慈しみ、個を超越した愛

となります。

また、この1〜9のルートナンバーはそれらの意味からも分かるように、「1から始まったものが9で終わる」という、ひとつのサイクルも表しています

ですので、数字をそれ単独の意味で解釈するだけでなく、サイクルの中のどの段階にあるのかを知る目安としても使えますね。

数秘術占いで文字を数字に置き換えるやり方

冒頭でも書いたピタゴラスの言葉のように、「世界は数字で表せる」という数秘術の概念から、文字(アルファベット)も数字に変換することができます。

この’文字を数字に変換する’というものは、もともとは古代ギリシャで起こり、その後、ユダヤ教の教えであるカバラで発展したようです。

文字の変換のやり方にもいくつか種類があるのですが、今日、一般的な数秘術占いで使われているものを紹介します。

数秘術占いでは、ルートナンバーの数字をローマ字のアルファベットに対応させます。

ルートナンバーの各数字とローマ字アルファベットへの変換表

ルートナンバーの各数字とローマ字アルファベットへの変換表 (引用元)https://www.worldnumerology.com

自分を知るための数秘術占いでは、この文字の数字への変換を使って自分の名前(出生届で登録されているもの)のもつ意味を解釈するのに活用します。

では、ここまでで数秘術占いのやり方の基本をみてきましたので、ここからはいよいよ数字を通して自分自身について紐解いていきましょう!

自分を知る数秘術占いのやり方①「自分の才能」を知る!

自分を知る数秘術占いとして、まずは’自分のもって生まれた性質、気質、能力を才能として培っていくために人生に用意された道を示す「ライフパス(誕生数)」’と言われる数秘のやり方を紹介します。

この「ライフパス(誕生数)」が示す数字は、あなたの

  • 自分が好きなこと
  • 得意なこと
  • センスをもっていること
  • なぜか惹かれること
  • 気が付けば続けてきたこと

として表れているでしょう。

「ライフパス(誕生数)」を導くやり方

生年月日を構成する2桁以上の数字を分解し、各数字を加算していき、1桁のルートナンバーの数になるまで分解と加算を繰り返します。

(例)1968年3月9日生まれの場合 
1+9+6+8+3+9=36 →3+6=9 

よって、この場合のライフパス・ナンバー(誕生数)は「9」となり、 前述したルートナンバーのもつ基本的な性質の「9」の「手放す、委ねる、博愛、慈しみ、個を超越した愛
」が、この人の性質や才能を表すということになります。

自分を知る数秘術占いのやり方②「自分の使命」を知る!

ここでは、自分の人生の目標であったり、この世における運命的な使命、社会的役割を示す「デスティニー・ナンバー(運命数)」の数秘術占いのやり方を紹介します。

特に、上述した「ライフパス(誕生数)」で培った才能を使ってどのように社会で発揮していくのか知ることができます。

ここで面白いのが、好きなことや得意なこと(ライフパス・ナンバー(誕生数))が必ずしも運命的な使命(デスティニー・ナンバー(運命数))とは限らない、という点です。

デスティニー・ナンバー(運命数)の使命を全うすると、人生にやりがいや充実感がもたらされると言われていますよ。

「デスティニー・ナンバー(運命数)」を導くやり方

  1. 自分の名前(誕生した時に付けられた名前)をローマ字変換し、前述のローマ字アルファベットから数字へ変換する表からローマ字を対応する数に変換していく。 
  2. 各数字を加算していき、1桁のルートナンバーの数になるまで分解と加算を繰り返します。

(例)木村太郎という名前の人の場合
名前をローマ字にし、その後、ローマ字のアルファベットを数字へ変換すると
KIMURA TARO→294391 2196 になるので、各数を全て加算すると、
2+9+4+3+9+1+2+1+9+6 =55→5+5=10→1+0→1

 よってこの場合のデスティニー・ナンバー(運命数)は「1」となり、 前述したルートナンバーのもつ基本的な性質の「1」の「はじまり、個としての在ること、新しく生み出す、パイオニア精神、男性原理」がこの人の社会的な使命や人生の目的となります。

自分を知る数秘術占いのやり方③「自分の魂の欲求」を知る!

ここでは、自分の魂の欲求を示す「ソウルナンバー(ハート数)」について数秘術占いのやり方について紹介します。

このソウルナンバー(ハート数)の数は、

  • 深層心理でとても大切にしていること、本能的な願望など「心の声」
  • 普段は気付きにくいが、人生の中の重要な局面となる場面で鍵となる
  • 物事を選択する時の動機付けとなったり、自分にとって心地良い状況
  • 人生において何を求めているのか

を示します。

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「ソウルナンバー(ハート数)」を導くやり方

自分の名前(誕生した時に付けられた名前)をローマ字変換したもののうち、「母音」のアルファベットのみを数字へ変換し、各数字を加算していき、1桁のルートナンバーの数にしていく。

(例)木村太郎という名前の人の場合
まず名前をローマ字にし、その後、ローマ字のアルファベットを数字へ変換すると
KIMURA TARO→2 2 になります。
そのうち母音のアルファベット(赤文字部分)に対応する各数(赤の数字)を全て加算すると、9+3+1+1+6 =20→2

よってこの場合のソウル・ナンバー(ハート数)は「2」となり、前述したルートナンバーのもつ基本的な性質の「2」の「二極性、受容性、調和、協力、選択、女性原理」がこの人の魂の欲求や人生において求めていることになります。

自分を知る数秘術占いのやり方④「他者から見た自分」を知る!

ここでは、自分が他人にどのように見られているかを示す「パーソナリティー・ナンバー(人格数)」について数秘術占いのやり方について紹介します。

このパーソナリティー・ナンバー(人格数)は、

  • 自分が周りにどんな印象を与えているか’社会と関わる際に身に纏う表面的な人格」
  • 他者は知っているが自分は知らない自分自身

を表しています。

自分パーソナリティー・ナンバー(人格数)を知ることで、本来の自分と他者が期待する自分のイメージとのギャップを知り、他者の自分へ期待しているニーズを上手く活用していくことができます。

「パーソナリティー・ナンバー(人格数)」を導くやり方

自分の名前(誕生した時に付けられた名前)をローマ字変換したもののうち、「子音」のアルファベットのみを数字へ変換し、各数字を加算していき、1桁のルートナンバーの数にしていく。

(例)木村太郎という名前の人の場合
まず名前をローマ字にし、その後、ローマ字のアルファベットを数字へ変換すると
KIMURA TARO→1  になります。
そのうち子音のアルファベット(赤文字部分)に対応する各数(赤の数字)を全て加算すると、2+4+9+2+9 =26→8

よってこの場合のパーソナリティー・ナンバーは「8」となり、前述したルートナンバーのもつ基本的な性質の「8」の「パワー、権威、組織力、成功、目標達成」が他者がこの人をどのように見ているかを表します。

まとめ

いかがでしたか?

ここまで、「本当の自分が明らかにする4つの数字を導く数秘術占いのやり方」について解説してきました。

では最後にまとめたいと思います。

  • 数秘術は古代より「宇宙の全てのものが数で表される」という真理を紐解こうとする探求のもとに生まれ、また’数秘学’という学問としても存在する
  • 人間も小宇宙として数秘術の法則に当てはまり、魂に基づいた個人特有のエネルギーの数秘を読み解こうとするのが数秘術占いである
  • 数秘術占いで自分自身を知るためのやり方には4つあり、自分の性格や才能、人生の目的、魂の欲求、他者が見る自分について知ることができる

実は数秘術占いを知らなくても、私達はほとんど無意識ながら数字のもつ性質を使って生きているんですが、もっとそれを意識的に使うことで、自分のあるがままの個性を受け入れられ、それを人生の中で調和的に活用していくことで、より自分らしく生きていけるようになるのではないかと思います。

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